介護士の経験が実生活でも役立つワケ!
介護士の経験が実生活に生かせる理由とは
介護士の経験はよくすぐに実生活に生かせると言われます。介護士の業務の目的は生活の質=QOLの向上、ご利用者様が幸せと感じられる生活のサポートなのでイメージ先行とも思われますがその通りとも言えるでしょう。
では具体的に介護士として得たどのような知識・経験が実生活で役立つのでしょうか?事例を1つご紹介します。
介護士は「時間を大切に使う」という意識が高くなります
施設介護を経験した方なら良くあることと思いますが、ステーションにナースコールが2つの部屋からあった場合遠いお部屋から順番に対応し、その間に雑用を済ませる場所があれば寄って戻る、という動きをしませんか?
この動き方を分析すると介護士はとても時間を大切に使っている、ということがわかります。仮にこの対応を3往復して行ったらどうなるでしょう?ナースコールをする時というのはそれなりに緊急性があるものなので、利用者様をお待たせして機嫌を損ねたり、時には事故につながってしまったりとあまり良い結果を招きません。
なぜこのような結果を招くのか、理由は2つあります。1つめは簡単にわかると思います。自分の時間を大切にするための効率的な行動が取れていないからです。
もう1つは何でしょうか?時間というのは自分にあるのと同時に他の方にも同じく存在しています。勘の良い方はもうお分かりでしょう。
ご利用者様の時間を尊重し、大切にするための効率的な行動が取れていないからです。これは一例ですが、介護士はこれ以外にも仕事の中で得られる様々な経験から、自然と自分と相手の時間を同時に大切にする行動が取れるようになってゆくのです。
生活の中で自分と相手の時間を尊重する、とは
では実生活の中で自分と相手の時間を尊重するとどのようなことが起こるのでしょう。
まずは自分の時間ですが、例えば朝食の準備をする時、台所と部屋を何度も往復するのではなく、台所と部屋でするべきことはそれぞれまとめて済まし、往復の間に出来る雑用もついでに行う・・・という動きをして効率的に行います。
そして余った時間で少しゆったりとお茶を飲んだりじっくり洋服を選んだりと自分の好きなことができるので、気持ちの良い生活が送れるのです。
また相手の時間を尊重すると相手も自分の好きなことに時間を費やせるようになるので、感謝の気持ちから今度はあなたの時間も尊重してくれるようになります。
お互いを思いやる良い関係を築く第一歩が踏み出せる、ということです。自分も相手も幸せにできるスキルが身につく介護士への道を、あなたも一歩踏み出してみませんか?